SSブログ

12-9 第10回国際オーボエ・コンクール記念ガラ・コンサート [コンサート]

ご無沙汰しました。
なかなかコンサートに行けなくなって、行っても書く時間がなくて、ふと気がついたら5ヵ月も記事なし……我ながらこれはヒドイ。


2012年9月28日(金)、上野文化小ホールで、オーボエの名手たちのコンサートを聴きました。
http://oboeck.jp/event_information_j.html

ものすごく楽しかったので、久しぶりに書こうと思い立った次第。

曲目もいいし(興趣に富むとはこのことか)、演奏者も目眩がするくらい素晴らしいし、上野の小ホールという小さな、響きのよい場所でコンチェルトまで聴くことができて、最高に幸せなコンサートでした。

前半は:
・ゼレンカのトリオ・ソナタ(No.6 ハ短調)
・バッハの《フーガの技法》(ハンスイェルク・シェレンベルガー編曲)よりコントラプンクトゥスNo.1,No.11。オーボエ+オーボエ・ダモーレ+コーラングレ+ファゴットの組み合わせで。
・ムソルグスキー《展覧会の絵》は、ダブルリード楽器のクインテット版(W.ショットシュテット編曲)

どれもすごく面白い。
私はとくに《フーガの技法》がスリリングで好み(オーボエの演奏は、シェレンベルガー+ブルグ)。


後半はオーボエ協奏曲。
モーツァルト(ハ長調 KV314)
ヴィヴァルディ(ハ長調 RV447)
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 KV297b
  (オーボエ+クラリネット+ホルン+ファゴット)

モーツァルトを演奏したジェローム・ギシャールさん、
ヴィヴァルディのモーリス・ブルグさん、
あの音色、カデンツァのセンスの良さと大胆さ……それぞれ忘れがたい名演でした。

曲としてはヴィヴァルディの大胆さ・過激さに惹かれる。
それでいて、ゆったりした楽章のシンプルなメロディがどうしてこう美しいかなというくらい、歌うのだ。
チェンバロ(演奏は桒形亜樹子さん)も美しくかっこよい曲です。

ブルグさんて、いったいいくつなんだろう?
年齢を感じさせないパワーと新鮮な音楽に、満員の客席から、尊敬の念に満ちた熱い拍手喝采が送られていました。

ファゴットの吉田将さんも出ずっぱりの活躍。

やっぱり、オーボエっていいなぁ。


出演者のひとり、古部賢一さん(今回はコーラングレで参加)の演奏は、最近、平河町ミュージックスでも聴くことができました。
山田百子さんのヴァイオリンと、ベリオ《34のデュオ》から何曲かを聞かせてくれて、すごく面白かった。
オリジナルの編成(ヴァイオリン2丁)より良いかも……





nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。