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11-20 バッハ・コレギウム・ジャパン [コンサート]

2011年7月14日(昨夜ですね)、東京オペラシティ大ホールで、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の第94回定期公演、「狩のカンタータ」を聴いてきました。

BCJがずっと続けてきた「教会カンタータ全曲演奏」のシリーズも、残すところあと4回となった(すごいな~~)ということで、今回は、次なる目標、「世俗カンタータ全曲シリーズ」の第1回だそうです。
同時に、名古屋(しらかわホール)での定期公演も始めるとのこと。


静かに、たゆまず進化を続けるBCJ。すごいものです。


前半はBWV143aのセレナータ《日と年をつくる時は》。
後半が、「狩のカンタータ」として知られる、BWV208《心躍る狩こそわたしの悦び》でした。


やはり後半が聴き応えがありました。

テノールの櫻田亮さんが素晴らしかったです。
鈴木雅明さんのチェンバロ伴奏のソロ〈エンデュミオンの誘惑〉が、全曲でいちばん印象に残っています。

真ん中のいちだん高いところに「コルノ・ダ・カッチャ」(昔のホルン)の2人。
高らかに「狩のホルン」が鳴り響いて全曲の始まり……
なのですが、この楽器、ピッチのコントロールがものすごく難しそうです。
上手いのか下手なのかよくわからない(失礼)。
「高らかに」という感じとは、いまいち違う様子ですが、当時もこんなふうだったんだろうなぁと、かえってリアルに狩の情景が思い浮かびました。いい味出してます。

ほかにも、リコーダーやオーボエ、通奏低音の楽器たちなど、1つ1つの楽器が生き生きと存在感を発揮していて、オーケストラだけど、室内楽的な面白さも堪能できるのがBCJのコンサートの嬉しいところ。


ソプラノのアリア〈王は良き牧人〉は、きっと、メロディを聴けば誰もがどこかで聴いたことがある……と思うはずの名曲。
歌い手はジョアン・ランさん、声がふわっと柔らかく優しく、素敵でした。
やっぱり、いい曲だなぁ。
ほんわか幸せになります。
「良き牧人の見張るところ、羊は心おきなく草をはむ」……


うーむ。羊になりたい。
できれば涼しい高原で3カ月くらい……


http://www.bach.co.jp/japanese_page_top.htm


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