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10-7 たけのこ [パウゼ]

突然ですが、今日、いちばん感動したエピソードを。

たけのこの初物を食しました。

昨日、地元の八百屋さんで、土のついた、さも掘り出したばかりといわんばかりの筍が山積みになっているのを発見。迷わず抱えて帰った。
明日はたけのこの素焼きでビールだ~♪

夕食後、いそいそと下ごしらえにかかります。

穂先を斜めにカットし、タテに1本、切れ目を入れる。穂先は深く、根本は浅く。
寸胴鍋に放りこみ、水をなみなみと注いで、半カップのぬかを入れる。
ぬかは八百屋さんでもらったもの。たけのこ購入のお客さんにはレジで袋に入れてくれる。こういうサービスは嬉しい。

とんがらしを3本、しっぽとあたまをチョンと切って、指先でむぎゅむぎゅタネを出し、これも鍋に放りこむ。

煮立ったら弱火にして1時間あまり。
直径10センチはあったから、1時間半は煮なきゃいけないと思ったけれど、試しに竹串を刺してみたらすんなり通るではないか。やばい、煮すぎたか。あ~せっかくのたけのこが。歯ごたえなしでは台無しなのに。

事ここに至っては心配しても遅い。火を切りふたをして、おやすみなさい。ひと晩、寝かします。

翌朝、鍋から取り出しさっと洗って、半分に切る。
前日、隣家の書道のお師匠さんが、花豆を煮たからとお裾分けに来てくれた。お返しに、下ごしらえ済みのたけのこを半分、もっていこう。きっと喜ぶぞ~

さて、今日の夕飯どき。いよいよたけのこを食す瞬間が。
穂先を1センチずつくらいの厚さにスライスし、魚焼き網に(サラダ油をぬったホイルを敷く)。

たけのこの素焼きを美味しく食べるコツは、台所で、ビールを飲みながら焼き上がりを待ち、焼けたらその場で食べることです。
マヨネーズとわさび醤油を用意して、焼き上がるそばから、はふはふしながら食べていく。
「う・ま~い!」

残りの根本部分は、焼きと同時進行で、だし汁と酒・しょうゆ・みりんで煮ます。
ごく浅く、歯ごたえを残すように、さっと煮るのがこつ。
採りたてのたけのこ特有のえぐみも残って、これもまた美味。


食べ物の話がいちばん長い。
失礼しました。







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