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10-40 『ふらんす』 [本]

今朝、起きていちばんに嬉しかったこと。

金木犀の香りがする! ♪

お隣の家の古い大きな木に、いつの間にかあの可愛い小さなオレンジの花が。

咲き始めがいちばん香るんですよね。
そして、たいていは秋の雨にやられて、あっという間に路面に散ってしまう。

秋ですねぇ……

さて、40コめの記事です ^^ 祝 ♪♪♪♪
そして「総閲覧数」というのが、多分あと2日くらいで20,000。
多いのか少ないのか? よくわからないけど……
切りのよい数字は、なんとなく「達成目標」っぽくなってくるから不思議である。
目標ったって、ね。 別に何を頑張るわけでもないけれど。

*****

最近はまっている雑誌をご紹介します。

白水社から刊行されている『ふらんす』は、もともとは語学の雑誌として出されている雑誌と思いますが、読み物としてもとても面白いです。

私はフランス語は初級で挫折してしまったので、なんとなく苦手意識があったのですが……
読んでみたら「語学」のページもなんとはなしに読める。
何より連載の執筆陣がとても充実しているので、毎号、2~3日は通勤電車の行き帰りに持ち歩いて、隅から隅まで読んでいます。

大きな書店の語学の棚に、毎月20日頃に出てくる雑誌です。


10月号の表紙は、ルーヴル美術館と、その前にはためく「モノクロ」の万国旗。

毎年10月に開かれるFIAC(国際現代美術見本市)の展示品として数年前に物議を醸した、「権威否定」「挑発」を象徴する芸術作品なのだそうです。

なるほど、モノクロの国旗ね。
「アンチ権威」の理屈はともかくとして、この写真は確かに美しい……
その毅然とした風景に、思わず見入ってしまいました。

「美しさ」が、現在の常識や世界観をふと見直させる力をもつとしたら、それはやはり「芸術」の名にふさわしい。


連載で気に入っているものを3つだけ挙げるとすると……

竹下節子さんの「ジャンヌ・ダルク異聞」
岩田誠さんの「医者たちのパリ」
 最後にやはり、
鹿島茂さんの「パリ風俗事典」

他の連載陣もそれぞれ読み応えがあって楽しい(3つだけ選ぶのがちょっと苦しかった)。

冒頭に1頁ずつ、「今月のフランス」をレポートするコラムが置かれていて(政治・社会・美術・映画・スポーツ・スペクタル=ここに音楽や舞踊が入る)、リアルタイムのヨーロッパの空気を伝えてくれます。

こういう雑誌が、ドイツやイギリス、イタリア篇もあったらいいのにな。


今月の特集は「ゴッホ」。

ゴッホが最後の時を過ごしたオーベール=シュル=オワーズの話題が割合に多く――むかし行ったことがあったので、とても懐かしく嬉しく――ゴッホの絵をまた見てみたい!と思ってしまいました。

新国立美術館の秋のゴッホ展、往年のファンがたくさん集まりそうですね。


ふらんす 2010年 10月号 [雑誌]

ふらんす 2010年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2010/09/21
  • メディア: 雑誌



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