11-12 井上直幸『象さんの子守唄』 [CD]
は~ やっと1週間が終わった。
日常が戻ってきたと思ったら、もとの忙しさも(なにやら加速度がつく感じで)戻ってきました。
会社にいったん出てしまうと、目まぐるしくて、ゆっくり昼ご飯を食べるひまもない。。。
今週も、1週間、まるまる外食だったな~
こういうのは、やっぱりちょっと疲れます。よくないです。
*****
今回は本の紹介をするはずでしたが、わけあって、このCDを先に。
ピアニスト、井上直幸さんが、亡くなる1カ月前に録音したものです。
自宅のピアノ室で録音されたものなので、残響など望むべくもなく、音質には不満をもつ人がいるかもしれません。
でも、このCDを思うとき、いつも思い出すのは、ひたすら透明感のある音楽、ということです。
音の質ではなくて、演奏しているひとの心が澄んでいる。
そんな感じ。
ドイツの古典・ロマン派の音楽を中心に、忘れられない名演をたくさん聴かせてくれたピアニストですが……
人生最後に録音したのが、モーツァルトのK.1。
亡くなる1カ月まえ、体力も弱っていただろうし、指もかつてのようには動かなかったかもしれない。
そういう状態でも、ピアノを弾きたい、それを録音して残しておきたい、というのは、なみたいていの意志ではないです。
しかもK.1。
超絶技巧の華やかな曲より、音数のすくないシンプルな曲のほうが、音楽にするのは難しい。
すごいなぁ、と思う。
ピアノが本当の自己表現で、弾いているときが、いちばん、生きていると思える時間だったのかな。
根っからの音楽家って、こういうひとのことを言うのでしょうか。
わけあって、というのは、今日が、井上さんの命日だからです。
亡くなって、まる8年。
この歳月、もしもいのちがあったとしたら、いったいどんな演奏を聴かせてくれたでしょうか。
本当に、早すぎるお別れでした。
日常が戻ってきたと思ったら、もとの忙しさも(なにやら加速度がつく感じで)戻ってきました。
会社にいったん出てしまうと、目まぐるしくて、ゆっくり昼ご飯を食べるひまもない。。。
今週も、1週間、まるまる外食だったな~
こういうのは、やっぱりちょっと疲れます。よくないです。
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今回は本の紹介をするはずでしたが、わけあって、このCDを先に。
ピアニスト、井上直幸さんが、亡くなる1カ月前に録音したものです。
自宅のピアノ室で録音されたものなので、残響など望むべくもなく、音質には不満をもつ人がいるかもしれません。
でも、このCDを思うとき、いつも思い出すのは、ひたすら透明感のある音楽、ということです。
音の質ではなくて、演奏しているひとの心が澄んでいる。
そんな感じ。
ドイツの古典・ロマン派の音楽を中心に、忘れられない名演をたくさん聴かせてくれたピアニストですが……
人生最後に録音したのが、モーツァルトのK.1。
亡くなる1カ月まえ、体力も弱っていただろうし、指もかつてのようには動かなかったかもしれない。
そういう状態でも、ピアノを弾きたい、それを録音して残しておきたい、というのは、なみたいていの意志ではないです。
しかもK.1。
超絶技巧の華やかな曲より、音数のすくないシンプルな曲のほうが、音楽にするのは難しい。
すごいなぁ、と思う。
ピアノが本当の自己表現で、弾いているときが、いちばん、生きていると思える時間だったのかな。
根っからの音楽家って、こういうひとのことを言うのでしょうか。
わけあって、というのは、今日が、井上さんの命日だからです。
亡くなって、まる8年。
この歳月、もしもいのちがあったとしたら、いったいどんな演奏を聴かせてくれたでしょうか。
本当に、早すぎるお別れでした。
- アーティスト: 井上直幸,モーツァルト,バッハ,C.P.E.バッハ,シューベルト,シューマン,ドビュッシー
- 出版社/メーカー: (株)カメラータ・トウキョウ
- 発売日: 2003/06/20
- メディア: CD
2011-04-22 23:36
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