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11-26 今井信子とヴォワラ・ヴィオラ! [コンサート]

台風が、来るぞ来るぞといいつつ、なかなか東京にはやってこなかったのですが……
だいぶ、風雨が強くなってきました。

お盆休みのあとまた猛烈に忙しくなり、夜の残業では足りなくなって、朝、早く会社に出るようになりました。
まったく、家には「帰って寝るだけ」。本当に、久しぶりのコンサートでした。

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代々木のハクジュホールで、ヴィオラの今井信子さんとその門下の若手演奏家たちの、ヴィオラばかり「八重奏」のコンサート。
主催はAMATI。

「ヴォワラ・ヴィオラ」というのは、「ヴィオラ召しませ」という意味です、とどこかで読んだ気がするのですが、チラシには、「これぞヴィオラ」とありました。
ヴィオラの響きとワザを堪能できるコンサート、ということかな?


前半は残念ながら仕事が長引いて聴けず。
西村朗さんの新作(東京初演)があったのに~;; これは聴きたかったな。

でも後半もなかなか多彩なプログラムで楽しめました。

お客さんのリクエストによる「サプライズ・コーナー」では4曲が披露されましたが、今井さんのソロによる「私を泣かせてください」(ヘンデル作/細川俊夫編)が聴けたのは嬉しかった。
これはBS朝日で放送された須賀敦子さんの番組(下記)でとても印象的に流れていた曲。
今井さんの著書『憧れ』にも、ミニCDとして付けられています。

エルサン(Hersant)の『カプリス』という曲(2009、日本初演)がすごく面白かったです。
それぞれ印象的なタイトルのついた小曲の組み合わせ。
才気と(たぶんこの作曲家はものすごく頭のいい、明晰な人なんだろうなぁ)、大人のユーモア、余裕を感じさせる佳品。


後半だけの短い時間だったけど、それでも、「この人いい!!」と耳をそばだててしまう演奏家には出会えるもので……
特にエルサン(デュオ作品)を弾いたウルリッヒ・アイヒェナウアーさん(ドイツ)とウェイティン・クオさん(台湾)。もっといろんな曲を聴いてみたいと思いました。

きっと他のひともそれぞれ光る個性の持ち主なのだろうと思いますが……聴けたのは後半だけだったので、お許しを。


それにしても、ヴィオラって、本当に、いい音ですね。
弦楽器を1つやるとしたら、ヴィオラがいいな。などと思っていますが、多分、無理だろうな~


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ところで、このブログの名義(ニックネーム)を新しくしました。
これは筆名で、時々、JAZZ TOKYO というサイトに、コンサート・レビューを書かせていただいています。
最近は忙しいこともあってあまり書いていないのですが、これからは、このサイトが更新されたら適宜お知らせするようにします。

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*「私を泣かせてください」が収録されているアルバム

祈り Blessing

祈り Blessing

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エプソン
  • 発売日: 2007/05/30
  • メディア: CD



*須賀敦子さんの番組がDVDになったもの。これは映像も音楽も素晴らしいです。お金に余裕があったら買いたいとずっと思っているのですが……

須賀敦子 静かなる魂の旅---永久保存ボックス/DVD+愛蔵本

須賀敦子 静かなる魂の旅---永久保存ボックス/DVD+愛蔵本

  • 作者: 須賀 敦子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2010/09/09
  • メディア: 単行本



*今井さんの著書

今井信子 憧れ ヴィオラとともに

今井信子 憧れ ヴィオラとともに

  • 作者: 今井 信子
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2007/05/15
  • メディア: 単行本



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