SSブログ

11-27 太陽光発電 [パウゼ]

太陽光発電にした、と友だちに言うと、例外なく笑われる。

「そういう人が増えてるって聞いてたけど、ここにいたわ~ ははは」

というわけです。

確かに、笑われるのも無理ないな~ とは思う。
1つには、経費のことを考えると、「ほとんどバカ」と自分でも思うから。

工事の契約書にサインするまえ、家人とふたり、エクセルを駆使して(?)綿密に、経費を回収できるのはいったいいつなのか、本当に業者の言うとおり得なのか、を計算した。

結果、(綿密に計算したわりには詳しいことはもう忘れてるのだけど)、経費を回収して利益が出始めるのが、たしか10年以上先だったと思う。

太陽光発電に加えて、「エコキュート」なる、電気代の安い真夜中に、電気でお湯を湧かす装置も入れたので、その分、経費は増えているわけですが。


2カ月たって、良い効果と意外な効果がちょっとわかってきました。

○太陽光発電に切り替えると、電気代が、日中・朝夕・夜中、と段階的に差をつけるシステムに代わるので、電気代のかかることは夜中にやる、というように、節電の工夫ができる。たとえばいろんなものの充電とか、生ゴミ乾燥機とか、ドライヤーとか、洗濯機をまわすのをタイマーで明け方にするようにするとか。

○工夫といったって、実際にはたいした違いは生まれないかもしれないけれど、「自分の工夫次第で変えられるかも」という意識が、なんとはなしに嬉しいのであった。

○お風呂が電気システムになったので、なんと、ひと月のガス代が3ケタになった(残業ばっかりで、いかにふだん、家で料理をしていないかがわかる)。

○ソーラーパネルで発電した分が、使った電気を上回ると、余った電気を東電に「売電」することができる。多いのか少ないのか、よくわからないけれど、電気代は結果的に払わずにすみ、いくばくかのお金が東電から振り込まれるようになりました。

×発電のために、電気を食うらしい。ということを知ったときには、何やら腹が立った。太陽光発電にすると、「買電」と「売電」の数値が時々刻々表示されるメーターがつく。快晴の朝、着々と発電しているはずなのに、なぜか、「買電」の数値も高い。「いま、こんなに電気使ってるかな?!」と家中を点検してまわり、「おかしい。何かがおかしい」と1週間くらい妙に気になって、やたらに電気プラグを引き抜いてまわっていた。やがて、「ソーラーが電気くってるんだよ、きっと」という結論に落ち着いたわけ。

×ちょっとでも曇ると、とたんに発電能力が落ちる。

○「一般社団法人太陽光発電協会」というところと、居住地の自治体から、それぞれ補助金が出る。昨年度まではもっと率が高かったらしい。でも、それぞれ10万弱は返ってくるようなので、これはありがたいです。ほかに、東京都の助成金もあるらしい。

×「補助金がおります」というお知らせは来るものの、いつ振り込まれるのか、2つとも明記されていなかった。いちばん知りたい情報がない。仏つくって魂入れずである。

×友だちの典型的な反応がもう1つ。「じゃあ、こんど地震で停電したら、お宅に避難させてもらうわ」。残念でした。こんな小さなおうちの小さな屋根では、自家発電までは無理なんです~ 


このごろでは、通勤電車の窓から沿線の家を眺めていて、つい、「ああ、もったいない」と思ってしまいます。
日当たり抜群の、ひろびろ屋根がたくさん眼に入るもので……

「あれだったら、パネル16枚くらいはいけるんじゃないか」などと、つい勘定してしまう私でした。

*****

今日は、久しぶりの風邪で熱が出て、半日、仕事を休んで寝てました。
夜になってちょっと楽になったら、ふと寂しくなってブログを思い出した次第。
もう寝ます。

今日、読み終わった本は、これ↓ 宮部みゆきはやっぱりいいなぁ。


鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)

鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 文庫



タグ:太陽光発電
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。