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10-19 ドイツ語翻訳賞 [パウゼ]

もう1つ、お知らせです。

『新しい音を恐れるな』の訳者、小山田豊さんについて

「ドイツ語文献の優れた翻訳者」に送られる、2009年度の「マックス・ダウテンダイ・フェーダー・ドイツ文化センター賞」を受賞されるそうです。
メッツマッハーの本(2010年刊)ではなくて、この本の前に出された訳書(2009年刊)が対象ですが。

音楽の専門知識があり、語学力も、日本語力も備えた翻訳者というのは、とても貴重な存在。
そういう方が、そしてクラシック音楽の本が、賞をもらうなんて嬉しいなぁ、と思います。

http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja5908299v.htm

レッシング賞というのは権威ある翻訳賞として聞いたことがあったけれど、この、いかにもややこしい名前の賞は初耳。

ちなみに……
マックス・ダウテンダイというのは19世紀後半~20世紀初頭のドイツの詩人・著作家・画家。
日本を含むアジアを歴訪し、最後はジャワ(だっけ?)で客死しているようです。
ラフカディオ・ハーンのような、日本を舞台にした怪奇小説を書いていて、今も現役で読まれているらしい。

ダウテンダイって、不思議な名前。生粋ドイツ人なんだろうか?それとも??
その後ろについている「フェーダー」。これもよくわからない。謎です。


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10-18 カザルスを守る会 [パウゼ]

長野は霜の降りる寒さ、山歩きにはスノーシューか軽アイゼン必携と聞いて、くじけました。
今日は家で、久しぶりにぼーっとした時間を過ごしています。

これまでに書いた記事に関連して、お知らせを……


カザルスホールについて

「カザルスホールを守る会」の準備会ができたそうです。

ピアニストの岩崎淑さんの呼びかけ。

趣意書を見ると、発起人として、今も健在なカザルス夫人を筆頭に、池辺晋一郎さん、加賀乙彦さん、木野雅之さん、三枝成彰さん、堤剛さん、遠山慶子さんら、総勢16名が発起人として名を連ねています。

岩崎淑さんは弟の洸さんとともに、マエストロ晩年のころ、プエルトリコのカザルス・マスター・クラスで直接レッスンを受けているので、そのご縁のようです。

挨拶状と趣意書より抜粋:
皆様ご承知かと思いますが、カザルスホールは3月いっぱいで使用が停止され、その後のホールの行く末ははっきりしておりません。あのように立派な音楽ホールが使用できなくなることを非常に残念に思い、存続を強く希望する純粋な気持ちから、カザルスホールを守る会を立ち上げようと考えました。……カザルスホールでの演奏は、音楽の勉強をしてきたよろこびを現す場の1つであったことは間違いありません。どんな理由であれ、日本の誇る国際的文化財の1つとして、残していかねばならないと思います。……カザルスホールの所有者や関係者の皆様のご理解と善処を切望いたします。 2010年4月1日 ピアニスト 岩崎淑

ウェブサイトは見あたりませんが、「趣旨に賛同いただける方は、下記の項目を記して、FAXかメールで連絡をください」とのことです。
カザルスホールを守る会の趣旨に賛同し、活動に参加いたします。 平成22年  月  日 ①名前、②住所、③電話番号、④FAX番号、⑤携帯番号、⑥メールアドレス

注意書きとして……
これらの情報は差し支えのない範囲でご記入いただければ幸いです。お名前は賛同者リストとして公開されますが、ご住所等公開を差し控えたいというご要望がある場合には、その旨お書き添えください。

カザルスホールを守る会準備会 事務局
FAX:   03-3333-1837
E-mail: casalsmamorukai@gmail.com
https://sites.google.com/site/casalshall/home

(署名活動は2011年中頃まで続けられるとのことです。新たにホームページの情報を加えます。2010年11月)

署名活動というのは、実は私はあまり「得意」ではありません。
でも、発起人の方々の名前と、岩崎淑さんなら、と信頼して賛同することにして、皆さんにもご紹介いたします。

問い合わせ先がないのは、きっと、専従の事務方を置く余裕はないということでしょう。
もし何かおたずねになりたいことがあったら、上記のメールアドレスにお問い合わせください。



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10-17 ただいま仕事中 [パウゼ]

水曜日と土曜日に更新しよう……と思っていたのですが。

今週は一度もコンサートに行く予定がないので、このスキに仕事をしておこうとカリカリやってます。
明日も多分、帰宅は午前様(懐かしいフレーズ)になると思うので……

土曜日は、長野に山登りに行く予定。
悪天候の予報もあるので、もしかして山は諦めるかも……そうしたら更新します。

ではでは。


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10-10 だいこん [パウゼ]

風邪をひいてしまった。

何日か食べられなかったので、元気の出ないまま迎えた週末。

いつもなら料理で気分転換のはずが、気合いなしでも作れる何かを模索することに……

冷蔵庫のなかで出番を待っていた大根をおもむろに取り出す。
まだ瑞々しさは失われていない。よし。

5センチほどに輪切りにし、皮をむき、火が通りやすいようバッテンに切れ目を入れる。
と、ここで思い直して、ええい、半月型にしちゃえ!
見栄えよりも、煮込み時間の短縮をとることにした。
面取りも省略。なにしろ病み上がりだから。今日は手抜きです。

鍋にたっぷりの水、えぐみ抜きの米を2さじ入れて、大根を入れ落としぶたをして2~30分。
竹ぐしが入るくらいになったら、火を止めて、鍋を変える。
ここまでは下ゆで。
くっついたお米を取り、昆布をつけておいたひたひたの水で、改めて煮込みます。

煮込むあいだに、練り味噌に取り組む。
少々のだし汁に赤みそを溶き、多めの砂糖、みりん+酒をちょっとずつ加え、練る。

元気なときなら、他のことをやりながらでも、出来上がりのいちばんいいタイミングが気合いで(?)わかるのだけど。
ぼんやり料理していると、出来あがっているのかいないのか、そのあたりもぼんやりしてくる。

意味もなくフタをあけて、ぼーーっと中を見つめてみたり。

「もしもし、何かご用でしょうか。フタは閉めていただかないと」と大根。
「あ;; すいません」 ぱか(←フタをしめる音)

ともかくも、まあこのあたりで、というところで器に盛って……

練り味噌をのせ、煎り胡麻をふり、ゆずの皮をほんの少しちらして、
「ふろふき大根」の出来上がり。

ゆずのいい香りが漂って、幸せ感が湧いてきます。

疲れた胃に優しいひと品。
明日にはきっと元気になるでしょう……



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10-7 たけのこ [パウゼ]

突然ですが、今日、いちばん感動したエピソードを。

たけのこの初物を食しました。

昨日、地元の八百屋さんで、土のついた、さも掘り出したばかりといわんばかりの筍が山積みになっているのを発見。迷わず抱えて帰った。
明日はたけのこの素焼きでビールだ~♪

夕食後、いそいそと下ごしらえにかかります。

穂先を斜めにカットし、タテに1本、切れ目を入れる。穂先は深く、根本は浅く。
寸胴鍋に放りこみ、水をなみなみと注いで、半カップのぬかを入れる。
ぬかは八百屋さんでもらったもの。たけのこ購入のお客さんにはレジで袋に入れてくれる。こういうサービスは嬉しい。

とんがらしを3本、しっぽとあたまをチョンと切って、指先でむぎゅむぎゅタネを出し、これも鍋に放りこむ。

煮立ったら弱火にして1時間あまり。
直径10センチはあったから、1時間半は煮なきゃいけないと思ったけれど、試しに竹串を刺してみたらすんなり通るではないか。やばい、煮すぎたか。あ~せっかくのたけのこが。歯ごたえなしでは台無しなのに。

事ここに至っては心配しても遅い。火を切りふたをして、おやすみなさい。ひと晩、寝かします。

翌朝、鍋から取り出しさっと洗って、半分に切る。
前日、隣家の書道のお師匠さんが、花豆を煮たからとお裾分けに来てくれた。お返しに、下ごしらえ済みのたけのこを半分、もっていこう。きっと喜ぶぞ~

さて、今日の夕飯どき。いよいよたけのこを食す瞬間が。
穂先を1センチずつくらいの厚さにスライスし、魚焼き網に(サラダ油をぬったホイルを敷く)。

たけのこの素焼きを美味しく食べるコツは、台所で、ビールを飲みながら焼き上がりを待ち、焼けたらその場で食べることです。
マヨネーズとわさび醤油を用意して、焼き上がるそばから、はふはふしながら食べていく。
「う・ま~い!」

残りの根本部分は、焼きと同時進行で、だし汁と酒・しょうゆ・みりんで煮ます。
ごく浅く、歯ごたえを残すように、さっと煮るのがこつ。
採りたてのたけのこ特有のえぐみも残って、これもまた美味。


食べ物の話がいちばん長い。
失礼しました。







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10-3 西村朗×井阪紘トークショー ヤマハ銀座店イベント [パウゼ]

先頃、新しいビルが完成して新装オープンしたヤマハ銀座店で、「トークショー」を聴いてきた。
作曲家・西村朗さんと、レコード・プロデューサー 井阪紘さんの対談。

1時間足らずだったが、話のあいまに4曲(抜粋)を聴かせてくれ、とても説得力のある、上手な構成で楽しめた。
曲は、西村朗さんの《ケチャ》と弦楽四重奏曲第2番、吉松隆さんの《チカプ》、イサン・ユンさんの《ピリ》。

現代音楽が(一般のイメージと違って)いかに面白いか
作曲家は何を考えながら曲を作っているのか
レコードをつくる側などんな考えをもって制作しているのか(売れないジャンルなのに;;)

各曲それぞれが鮮烈な印象を残した。
そして西村さん井阪さんの言葉も、忘れがたいフレーズがいくつもあった。

曲を創る、レコードを創る、立場はちがうけれど……
自分の内なる衝動に突き動かされて、何かを創らなければいられない人たちは、異口同音に同じことを言うのだと思った。

井阪さんがプロデュースをするCD カメラータ・レーベルについては↓
http://www.camerata.co.jp/J/index.html

イサン・ユンさんの《ピリ》は↓
http://www.camerata.co.jp/J/cd/cmcd50/50031.html



西村朗:「ケチャ」彩色打楽

西村朗:「ケチャ」彩色打楽

  • アーティスト: パーカッション・グループ72,西村朗
  • 出版社/メーカー: カメラータ・トウキョウ
  • 発売日: 1994/09/21
  • メディア: CD



エイヴィアン[鳥]

エイヴィアン[鳥]

  • アーティスト: アルディッティ弦楽四重奏団,西村朗
  • 出版社/メーカー: (株)カメラータ・トウキョウ
  • 発売日: 2002/09/20
  • メディア: CD



「鳥たちの時代」/吉松隆作品集

「鳥たちの時代」/吉松隆作品集

  • アーティスト: 吉松隆,新日本フィルハーモニー交響楽団,東京フルート・アンサンブル・アカデミー,日本フィルハーモニー交響楽団,松谷翠,吉田慶子,東京フィルハーモニー交響楽団,井上道義,甲斐道雄,四戸世紀
  • 出版社/メーカー: カメラータ・トウキョウ
  • 発売日: 1996/05/21
  • メディア: CD



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