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11-9 やれやれ [パウゼ]

地震から3週間が立ちました。
心痛むニュースはまだまだ続いておりますが、これは長期戦を覚悟しないと。と改めて思う次第です。

悲しみと不安に、最近は、原発・東電・政府・報道機関への怒りが加わって、心模様は複雑。
「数値は何千倍だけど健康には影響ありません」。
んなアホな。
国民をバカにしてはいけません。


でも、原発をあてにして電気を使い放題だったのは、首都圏に住む私たちだったわけですから……
無自覚も罪ですね。

大型スーパーやコンビニ、駅、公共施設……
今くらいの明るさで十分。かえって落ち着くなぁと思っています。

やたらに明るく、やたらに賑やかなのが「景気がいい」というのは、お店の側の勘違いではなかろうか。
ヨーロッパの街のあの落ち着いた雰囲気を、この機会に日本でもぜひ。

電車で照明を消されてしまうと本が読めないので辛いですが、そこそこ混んでいる通勤時間帯なら、暖房なしでも全然OKと思いますが。

原発なしでやっていける暮らしにシフトしていきたいものです。


今週は、都響のバルトーク公演(庄司紗矢香さんのヴァイオリン・ソロ)と、「東京・春・音楽祭」の横坂源さん(チェロ)のコンサートに行くはずでした。
でも、キャンセル。
チケット払戻の連絡をいただき、都響からの郵便などは切手つきの返信用封筒も入っていて、この手間暇、費用負担は本当に大変だな~と、制作スタッフの苦労を思って溜息が出ました。

民間の、小規模の興行主やマネージメントはもっときつかろう。

音楽を聴く気分ではない、というのも事実ではありますが……

音楽や芸術活動は、人の心に希望の灯をともすのに不可欠。

音楽家は音楽をするのが仕事(生活の糧)であり、社会貢献でもあるのですから……
そろそろ、音楽をする側も聴く側も、ともに勇気を出して、一歩を踏み出したいものですね。


このところの通勤時間のお供はこの本。↓

母から「面白かったわよ」とまわってきました。
文庫で全40巻だっけ。
まだまだ道は遠い……


ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中)    新潮文庫

ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) 新潮文庫

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 文庫



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11-7 地震 [パウゼ]

昨日の東北地方の地震……


被害が刻一刻と明らかになるにつれ、心は痛むばかりです。
市街地をおおう火災、津波で横倒しにされた列車。
あのなかにたくさんの人がいるのだと思うと胸がつぶれそう。

早く早く! 救助を、ライフラインの復旧を! と願わずにいられません。


私は都心の会社におりました。
机の回りの本や資料が雪崩を起こし、倉庫は壊滅的な様相。
ケガ人が出なかったのが、不幸中の幸いでした。

帰宅の指示が出たので、同じ方向の同僚何人かと一緒に、覚悟を決めて会社を出ました。
8時間かけて、2駅分だけバスが利用できましたが、歩き通しで深夜1時に帰宅。
都心の幹線道路は、車道だけでなく、歩道も、帰宅を急ぐ人たちで大渋滞でした。

JR東日本は、復旧の兆しまるでなし。
何時になっても、一部区間でも、動いてさえくれれば!
もうちょっと、なんとかならなかったのでしょうか?


帰宅してニュースを見て初めて、東北地方の酷い状況を知りました。
息をのむ、とはこういうことでしょうか。
なんとか1人でも多くの人を、1分でも早く。祈らずにいられません。



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11-6 もう少しお休みします [パウゼ]

東京は、夜になってまた冷たい雨。
あの「春一番」はいったい、どこへ?


先月末に、入院していた身内が亡くなりました。

葬儀は無事に終え、ほっとしていますが……

たった2カ月半の闘病。
見守るしかできなかった。

あまりの急展開の連続だったせいでしょうか。
心身の緊張が、なかなかほぐれてくれません。


いろいろ考えさせられました。

明日、もしもいのちが終わるとしても、後悔がないように生きたい。


そのくらいかな。
いま、言えること。







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ただいま年末繁忙期(?) [パウゼ]

またまた更新が滞っております、すみません。

身内に病人が2人出て、交互に病院がよいです。
仕事だけでも十分に忙しいのに~~;;

自分も倒れて仕事に穴があかないよう、今はそれが最優先課題。


近々仕事が一段落したら、また。

寒さが厳しくなってきました、皆様も身体にお気をつけて~


いま読んでいるのは、コレです!↓ いよいよ最終巻なのだ!


楊令伝 15 天穹の章

楊令伝 15 天穹の章

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/10/26
  • メディア: 単行本



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10-45 カザルスを守る会 シンポジウム [パウゼ]

2010年11月16日、カザルスホールを守る会のシンポジウムに行ってきました。
東京・下北沢の北沢タウンホール。

「カザルスホールを考える」と題して、会の最初と最後にチェロの演奏、前半が6人のパネリストそれぞれの発言、後半が討論。

キャパ300名ほどの会場は、8割ほどの参加者だったでしょうか。
テレビ、新聞その他、記者の姿がちらほら。


ちなみに演奏曲目は:

最初がD.ポッパー「レクイエム」(3台のチェロとピアノ)。
 (カザルスホールのオープニングで、岩崎淑さんたちが演奏した曲)
最後が、カザルスのおはこ「鳥の歌」。

演奏は、岩崎洸、堀了介、堀沙也香、岩崎淑の各氏。


仕事があったので前半までしか聞けませんでしたが。
パネリストの6人がそれぞれカザルスホールを考える上での多角的な視点を提示してくれて、それぞれに面白く、考えさせられました。

後半では発言もされたそうですが、客席にはホールの設計者・磯崎新さんも参加されていました。


シンポのコーディネーターは建築家の兼松紘一郎さん。

1)上野の奏楽堂の保全・移築に携わった経験のある鈴木博之さんの話。
東京の近代建築について、建築史の視点から、保全されたり解体されたりといった例を挙げて概説。

2)カザルスホールの音響設計を担当した永田穂さん。
このホールの音響がどのように設計されていて、どんな特色があるか。
磯崎新さんと一緒にホールの音響づくりに苦心した話。
やっぱり、モノづくりの現場に居る人の話はとてもヒューマンで、胸が熱くなります。

3)音楽家・発起人の岩崎淑さん。
パブロ・カザルスとのエピソードと、ホール命名の経緯について。

4)オルガニストの廣野嗣雄さん。
オルガンの歴史をざっと概観し、日本の、そしてカザルスのオルガンの特色について。
「木と皮と、自然の素材だけで作られたカザルスのアーレント・オルガンは、メンテナンスをきちんとしないとダメになってしまう。現在、オルガンのメンテナンスはどうなっているだろう? 心配です」

5)作曲家の池辺晋一郎さん。
まとめ役としてさすが上手に締めて、胸を打つお話でした。
「何かというと『経済』が優先される世の中だけど、経済は『何かのためにある』ものであって、それそのものは目的ではなくて、手段にすぎないのでは?」
「ホールは生き物であり、長い時間をかけて育てていくものである」


本当に、そうだなぁと思います。

お金は何かのために使うものであって、その何かは多分、目には見えず数字にも現れてこないけれど、人間が人間らしく生きていくために絶対に必要なもの、なんだと思う。


最後に兼松さんが池辺さんの話を受けて、カザルスホールを現在所有しているのが教育機関であることに希望をつなぎたいのです、と発言していましたが、それも心から共感。


「目には見えないけれど価値あるもの」を若い人たちに伝えていくのが、教育の仕事ではないかな?


会の前半を通して、現在の所有者を「ケシカラン!」と責めるとか、皆で気勢をあげるといった雰囲気ではなく、パネリストとして所有者の関係者が参加していてもいいのでは?とさえ思えるような、落ち着いた、大人の雰囲気でした。


残すのでも、壊すのでもいい。
とにかく、所有者の人たちの肉声、ヒューマンな言葉が聴きたい。

沈黙のまま、いつの間にか解体作業が始まってました。なんてことだけにはならないでほしいし、それはやはり教育者として、しないでほしいな。

そんなふうに思いつつ、帰ってきました。


カザルスホールを守る会:
http://casals.us/ja/index.html


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10-42 カザルスを守る会(続・続) [パウゼ]

は~
やっと1週間が終わった。
今週は真ん中に1日お休みがあったというのに、このへばりようは……
復活への道はまだまだ遠い。。。

*****

以前に書いた「カザルスホールを守る会」についての記事(No.10-24)に急にアクセスが増えたので、確認してみたら情報が古いままでした。
書き換えようとしたのですが上手くいかず、結局、No.10-24 は削除することに。
初の永久欠番(?)
ちょっと残念だけど。

「守る会」で新たに出来たホームページをご紹介しておきましょう。

https://sites.google.com/site/casalshall/home

過日おこなわれた第1回のチャリティコンサートには、行ってみました。
京王線千川駅から、ハイセンスな「安藤(忠雄)ロード」を歩くこと数分。
ファツィオーリの立派なピアノのある小さなホールは、熱心な聴衆で満員でした。

これからも、「守る会」ではシンポジウムやコンサートが目白押しのようです。


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番外 もうちょっと、お休みします [パウゼ]

いきなり冬になりました、いかがお過ごしでしょうか。

オーバーワーク?がたたったのか、体調を崩しました。
短期ですが入院し、その後、なかなかすんなりと元気回復となりません。
コンサートも自粛中。

多分あと1~2週間もすれば復活できるでしょう……
もうしばらくお待ちください!








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番外 秋が来た [パウゼ]

突然、秋が来ましたね。
カナカナは今年はまったく聴けずじまいでした。なんだか変な夏の終わりです。


先週木曜の祝日に関西に出張に出て、日曜夜に帰ってきました。

初日、家を出て最寄りの駅で電車を待つあいだ、ホームまで吹き込んだあの雨風・低温にびっくり。
出だしで見事に風邪をひき、ぼんやりしたままあちこち回って帰ってきて、月・火と出社、今日が代休。

いささか廃人気味の1日。


とにかく、秋冬物の衣類をひっぱりだすのだけはやらねばならぬ。
というわけで、今日は終日、家の中でのそのそしていました。

とてもパソコンに向かう気力がわかなくて……でも、今日を逃すと9月の更新がたった2回になってしまう。
で、「番外」です。
記念すべき40コめの記事はまた次回。


皆様、くれぐれも、風邪にはお気をつけて!




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10-36 暑い、暑い;; [パウゼ]

ご無沙汰しました。

まったくもって暑い日々、いかがお過ごしですか?

夏の休暇で親孝行も兼ねて遊びに出かけたり、休みを取る分カリカリ仕事をしたり。
なんだかだで忙しく、あまりの暑さに夜は10時には眠くなる……という生活。

今日は、本当に久しぶりにナマの音楽を聴いてきたら、ブログを書きたくなって……

サントーリーホール小ホールに、ジョナサン・ハーヴェイさんの室内楽の作品集を聴きに出かけました。
(小ホールがいつの間にか「ブルーローズ」の名前に。青いバラ、なるほどあれか~)

http://www.suntory.co.jp/news/2010/10757.html

また機会を改めて書けたらと思いますが、今日は簡単に。

ハーヴェイさんの音楽は、とても透明感のある明るい響き。
細やかな優しい感性を感じるのだけど、すかんと抜けて、ウェットではない。
聴いていて、前向きかつ平和的な気持ちになる、という感じでした。
(だから書きたくなったのかも……)

4曲演奏されましたが、いずれも違った個性のある、聴き応えのある作品で、楽しかったです。
ハーヴェイさんの笑顔は優しそうでシャイな感じで素敵でした。
足、どうしたのかなぁ。あの身体で、よくぞはるばる日本まで来てくれました。


アイルランド出身。ふぅん。
ブリテンの薫陶を受けた。ほぉぉ。

略歴を見ると、小さなころは聖歌隊で育ったそうです。
音楽のあの清澄な明るさはそこからくるのかな、と、なんとなく思いました。


9月に入ったら、また少し、コンサートに行き始めます。
本もいくつか読みました。

おいおい、書いていきます。

今日はこれで。


↓ ハーヴェイさんの本が出ています。会場で、CDとともに売っていました。私は未読。

インスピレーション 音楽家の天啓、霊感とその源泉

インスピレーション 音楽家の天啓、霊感とその源泉

  • 作者: ジョナサン・ハーヴェイ
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2010/07/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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10-27 青息吐息 [パウゼ]

今日は、駆け足で近況報告です。


先週、ウィークデー5日のうち4日、会社帰りにコンサートに行って、昨日、午後から有休をとって《影のない女》を観に行って……この頻度はやはり異常事態であります。

先週末の土日はさすがに廃人でした(あたりまえだ~)。

行きたいコンサート、行かなきゃいけないコンサート、なんとなくチケットを買ってしまったコンサート、いろいろですが、たまにいちどきに集中して、こういう渋滞が起こります。
こういうコンサート・フリークみたいなのは嫌いなので……(たまに自慢する人、いますよね!)
もうやめよう、とそのたびに思うのであります。


近々、聴いたコンサートのなかから、面白かった曲や、良かった演奏のことを、書きたいなぁと思いますが。

来週の水曜日に、歌の友だちの伴奏をする本番があって、浜松まで「遠征」(おお!)してきます。
難しい曲ではないのですが、簡単なコード進行しかない曲に、それらしい伴奏を「こさえる」のに時間がかかります。今回の「新曲」は2曲だけだから、なんとか。
それが終わったら、報告が書ける、かな??

ではでは。


通勤電車でいま読んでいる本は、コレです! ↓

いのちに寄り添う。  ホスピス・緩和ケアの実際

いのちに寄り添う。 ホスピス・緩和ケアの実際

  • 作者: 柏木 哲夫
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2008/07/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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